今年も「売り手市場」継続中!2019年新卒の内定状況

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就職みらい研究所の調査によると、2019年卒の10月1日時点での就職内定率は、94.0%と高水準で、前年同月の91.6%よりも2.4ポイント高い結果となりました。今後も「売り手市場」は続くとみられており、これから就職活動を行う2020年卒の学生には嬉しいニュースですね。



引用:「2018年10月1日時点 内定状況」就職プロセス調査 | 就職みらい研究所


こちらの図を見ると分かるように、2月、3月時点では、10%にも満たない内定率が、4月1日時点で20.5%、5月1日時点では42.7%と、大幅に上昇しています。これは、3月1日から企業説明会などが解禁されたためだと考えられます。

また、2019年卒の選考解禁は、6月であるにもかかわらず、6月1日時点での内定率が、68.1%となっています。このことから、多くの企業が解禁を待たずして、採用活動を始めていることがうかがえます。

中小企業は早めのスタートで人材確保

なぜこのような現象が起こっているのでしょうか。原因は2つです。


第一に、2019年卒の採用解禁日は6月1日ですが、こういった一般的に決められている解禁日を守らなくてはいけないのは、経団連に加盟している大企業のみだからです。経団連に加盟していない中小企業は、暗黙の了解として、守らなくてもお咎めがありません。そのため、解禁前に内定を与えている企業が多数あり、その結果、就職内定率も高くなっています。

第二に、地方の中小企業を中心に、人材が不足しているからです。経団連への加盟の有無も原因の一つですが、根本的な原因として、この人手不足があげられます。特に地方の中小企業の人手不足は深刻であるため、優秀な人材を他の企業より先に獲得すべく、早い時期から、積極的に採用活動を開始しているという事実があります。

そのため、解禁前から高い就職内定率がみられるのでしょう。ただ、それでも東京や大阪、名古屋など都心の企業に人材が流れている現状をなかなか変えることはできていません。

就職活動の時期が決まっていることに対する大学生の意見は?

引用:「2018年10月1日時点 内定状況」就職プロセス調査 | 就職みらい研究所

就職みらい研究所が実施した大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」によると「「時期が決まっているほうが良い」と考えている学生は、全体の47.5%で最も高い結果となりましたが、全体の半数には及びませんでした。このような結果となったのは、近年就職内定率が常に高い水準を保っているためでしょう。

就職内定率が高いため、学生は安心して就職活動に取り組むことができます。この安心が、「時期がいつでも問題なく内定をもらえるだろう」という気持ちを生んでいると考えられます。

次いで、「自由な時期に選考が開始される方が良い」と考える学生が27.0%、「そしてどちらでも良い」と答えた学生は25.6%でした。

そして、「現在に採用スケジュールにより困ったことがある」と答えた学生は、45.9%で、「困ったことがない」と答えた学生は、48.1%でした。

「困ったことがない」と答えた学生がわずかに多い結果となりましたが、45.9%もの学生が「困ったことがある」と答えれいる現状は、決して無視できません。

売りて市場だからこそ採用活動の充実を

経団連には、学生にしっかりと耳を傾けて、「具体的に何に困ったのか」、「どうしてほしいのか」などを聞き出し、対応することが求められます。

経団連は今年の9月に、就職解禁日の廃止を決定しましたが、これも当事者である学生に意見を求めるべきでしょう。

就職内定率が高水準である売り手市場だからこそ、採用活動の中身を充実にしていくことが今後の課題と言えるでしょう。

引用参考文献・ウェブサイト

就職みらい研究所|「2018年10月1日時点 内定状況」就職プロセス調査(2019年卒) (検索日:2018年12月10日)

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